ishikawasei1 『学校の先生』がヒットしたおか

20110312134128 坂上二郎『学校の先生』(EP)
「学校の先生」
「係長ブルース」


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ishikawasei1 『学校の先生』がヒットしたおかげで、二郎さん主演の『たぬき先生奮戦記(騒動記)』というドラマが作られた…という過去の事実を知らなかった大瀧詠一先生に、面と向かって一連の流れを教えたことがある。それがオレの生涯の自慢。 5:39 PM Mar 10th webから


20110312134129 坂上二郎:著『たぬき先生 たんたんエッセイ』ベップ出版


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ishikawasei1 真夏の怪談特集で「タクシーにて」「レストランにて」「団地にて」「墓地にて」の恐怖コント4本立てを放送していたのって『世界は笑う』だっけ? 『裏番組をぶっとばせ』だっけ? 5:43 PM Mar 10th webから


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ishikawasei1 「タクシーにて」は青山墓地まで…と言われて乗せた女性が幽霊だった、という定番の話。「墓地にて」は、女性が死んだ旦那の墓参りに行くと、アバラ骨模様の黒い全身タイツを着た欽ちゃんが出てくる(死者、という表現なわけだ)んだけど、奥さんにも、連れの二郎さんにも見えなくて…というドタバタ。 5:48 PM Mar 10th webから


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ishikawasei1 「団地にて」はサイコホラータッチ。幼い子供を亡くしたばかりの奥さん(二郎さん)が、赤ん坊の人形を生きている子供だと思い込んで育てている。団地の屋上で、旦那の欽ちゃんが我が子は死んだんだ、それは人形だと説得するも聞かない。揉み合っている間に欽ちゃんが屋上から人形を投げ捨ててしまう。 5:52 PM Mar 10th webから


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ishikawasei1 二郎さんは、落ちて行った赤ちゃん(人形)の後を追って、自分も屋上から飛び降りる。欽ちゃんが屋上を舞台に、嘆きの一人芝居を延々と続けていると、手すりの下から「あなた、拾ってきたわ!」と二郎さんが人形を片手に顔を出してオチ。ステージの上には手すりのセットしか作られていないわけだから。 5:55 PM Mar 10th webから


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ishikawasei1 そしてオレが本当に怖くて怖くて、今でも細部まで忘れられないのが第二景「レストランにて」だった。閉店間際で、白いコック帽・コック服の二郎さんしかいないレストランに、欽ちゃんの客がやってきて、腹がへっているから早く何か食わせろ、とゴネる。もうオーダーストップですよと言っても聞かない。 5:58 PM Mar 10th webから


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ishikawasei1 もう食材がないと言っているのに肉を出せ、ステーキを食わせろと言う、困った二郎さんは長考の末に「わかりました」と奥へ消える。厨房からは電気ノコギリの音と二郎さんの悲鳴が聴こえる。そして左腕を服の中に隠した形で、皿を持った二郎さんが出てくる。左腕は切り落としちゃって無い、というわけ。 6:01 PM Mar 10th webから


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ishikawasei1 その皿のステーキを平然と一口食った欽ちゃんは「肉が堅い!」と怒って投げ出す。別の肉を出せ、と言う。二郎さんは「えーと、出前に行く場合は自転車に乗らなきゃいけないんだけど、こっちの足が、こうなっていると…。うん、まあ、大丈夫かな」と決意して厨房へ。再び電ノコの音と悲鳴が響きわたる。 6:05 PM Mar 10th webから


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ishikawasei1 すでに左腕はなく、さらに右足を膝で曲げてピョンピョン跳びながら現われた二郎さん。今度は右足を切っちゃった、という態で「どうぞ」とステーキの皿を出す。これも「堅い!」と怒る欽ちゃん。さらに別の肉を要求。「えーと、こっちの手で岡持を持たなきゃいけないし、自転車に乗らないと遅れるし…」 6:10 PM Mar 10th webから


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ishikawasei1 けっきょく逡巡した末に、左足も切ってステーキにしてしまう。両足がないという状態はヒザ歩きで表現している。(そういえば最初に左腕を切る前にも「えーと、雨の日の出前だと岡持と傘を持たなきゃいけないんだけど…。こっちの手で傘を…。まあ、いいか。雨の日には断わろう」という逡巡があった!) 6:14 PM Mar 10th webから


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ishikawasei1 「これも堅い! もう肉はいいから目玉焼きを出せ」と言い出す欽ちゃん。厨房からは「スッポン!」という栓を抜くような音がして、右目に大きくバツの形に黒いビニールテープを貼りめぐらせた二郎さんが、皿を持って登場。やりすぎ。でも、ここまで徹底的にやりすぎるのが、往年のコント55号だった。 6:19 PM Mar 10th webから


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ishikawasei1 台本ではオチを決めていなかったのか何なのか、このあたりから急にドタバタになって、欽ちゃんが「別の目玉焼きを持ってこい、いや、その前にオヒヤだ。いや、やっぱり目玉焼き。やっぱりオヒヤ」と注文をコロコロ変えて、そのたびに二郎さんがウロウロさせられて、無いはずの足で歩いたりしちゃって。 6:22 PM Mar 10th webから


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ishikawasei1 「いいかげんにしろ」でウヤムヤになって終わるんだけど、いちばんオレが怖かったのは、この最後の部分だったんですよ。「オヒヤって何だろう」と思って。子供だから水のことだと知らなかった。欽ちゃんはオヒヤと言って、二郎さんの身体の、どこを切り取って差し出せと要求しているのかが分からない。 6:26 PM Mar 10th webから


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ishikawasei1 肉と言われて手足を切り取る、目玉焼きと言われて目玉を刳り抜く。それは異常なシチュエーションではあっても、流れとしては子供にも理解できる内容だ。しかし「オヒヤ!」「オヒヤ!」と言われてウロウロしている二郎さんが、次に何をするのか。それが予測できないから、本当に本当に怖かったですよ。 6:29 PM Mar 10th webから

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【追記】


20110312145743 コント55号コント55号黄金時代』(CD)
「とにかく考えよう」コント55号
「ポロチョン教」コント55号
「世界は笑う」コント55号【参照】
「悲しい悲しい恋のブルース」コント55号【参照】
「55号の追っかけ人生」コント55号
「トンブラビ行進曲」コント55号
「まるっきりでたらめに ほんの少しインテリに」コント55号【参照】)(【参照】
「Let's 55号」伊集加代子【参照】
「何処かにお前が」萩本欽一【参照】)(【参照】
「あ〜ねむいなあ〜」萩本欽一【参照】
「君は小さな恋人」萩本欽一【参照】
「山に登れば」萩本欽一【参照】
「今がチャンス」萩本欽一【参照】
「紳士の条件」坂上二郎
「男の道」坂上二郎
「学校の先生」坂上二郎
「係長ブルース」坂上二郎
「森さん」坂上二郎


↑『鉄道員』がない。


20110312145744 坂上二郎鉄道員』(EP)
鉄道員
「北の果て」


(欽ちゃんの『拝啓おかあさん』以降の、
 キャニオン(そしてポリドール)時代のシングル曲もないけど、
 その文句は欽ちゃんが死んだら言う。)