真・敗戦探偵

安吾先生、昭和25年の風俗レポート連載。
言ってることが身も蓋もなくて面白い!


20111113054400 坂口安吾:著『安吾巷談』角川文庫
「麻薬・自殺・宗教」
「天光光女史の場合」
「野坂中尉と中西伍長」
「今日われ競輪す」
「湯の町エレジー
「東京ジャングル探検」
「熱海復興」
「ストリップ罵倒」
「田園ハレム」
世界新記録病」
「教祖展覧会」
「巷談師退場」


(あんまり身も蓋もないせいか、
 後続シリーズの『安吾新日本地理』や『安吾史譚』は
 何度も文庫化されているのに、
 『安吾巷談』は角川文庫以降は、全集を除けば、単品では再刊されていない。
 すっかり忘れ去られてしまっている。
 角川文庫版すら、国会図書館にも入っていないみたいで、検索しても出てこない。)


坂口安吾:著『安吾新日本地理』角川文庫
 #坂口安吾:著『安吾新日本地理』河出文庫
安吾伊勢神宮にゆく」
「道頓堀罷り通る」
伊達政宗の城に乗り込む」
「飛鳥の幻」
「消え失せた沙漠」
長崎チャンポン
「飛騨・高山の抹殺」
「宝塚女子占領軍」
「秋田犬訪問記」
「高麗神社の祭の笛」


坂口安吾:著『安吾史譚』角川文庫
 #坂口安吾:著『安吾史譚』河出文庫
 #坂口安吾:著『安吾史譚 七つの人生について』PHP文庫
天草四郎
道鏡童子
「柿本人麿」
「直江山城守」
「勝夢酔」
小西行長
源頼朝


坂口安吾:著『安吾新日本風土記』河出文庫
「歴史探偵方法論」
安吾新日本風土記/『安吾・新日本風土記』仮題について
         /高千穂に冬雨ふれり(宮崎県の巻)
         /富山の薬と越後の毒消し(富山県新潟県の巻)」
「飛騨の秘密」
「日本の山と文学」
「鉄砲」
「ヨーロッパ的性格、ニッポン的性格」
安吾武者修業/馬庭念流訪問記」
「桐生通信」
回想「書かれなかった安吾風土記高知県の巻)」竹内一郎


 坂口安吾:著『人間・歴史・風土 坂口安吾エッセイ選』講談社文芸文庫
天草四郎
「直江山城守」
「勝夢酔」
安吾伊勢神宮にゆく」
「飛鳥の幻」
長崎チャンポン
「飛騨・高山の抹殺」
「高麗神社の祭の笛」
「高千穂に冬雨ふれり」
「富山の薬と越後の毒消し」


安吾巷談』のストリップ取材の巻で、
一山ナンボで集団で舞台に出てくる群舞の踊り子のことを
普通に「ワンサ」と呼んでいますね。


とくに何の説明もなく「ワンサ」「ワンサ」と連発しているので
当時は完全に日常語になっていたんだな。


いや、「ワンサ」には本文中の説明も、文庫編者による語註もないから、
たぶん群舞のメンバーのことなのであろうという、
そういう意味なのだろうと勝手に思っているだけなんだけど。


【参照】