薔薇とヨーヨーの日々
11月3日の【文学フリマ】に
「世田谷ボロ市」(エ-55)として出品する
和田慎二先生追悼本『スケバン刑事噂八百(仮題)』の解説原稿を書きましたよー。
『人間噂八百』の『スケバン刑事』関係者の回だけを再録した、
まあコンビニ漫画本みたいなものですが、
単行本収録の人物解説に加筆して、『スケバン刑事』研究読本の要素を増やしてみました。
斉藤由貴・伊武雅刀・萩原流行・南野陽子。
(現在もっともホットな最新情報『ぱちんこスケバン刑事』の件は別立てコラムにして今から書く)
その原稿でも、いちばん熱くなって書いてしまったけれど、
南野陽子がアイドルとしてダメになっていったのは、
主演映画第3作の失敗が原因じゃないですか。
『スケバン刑事』!
『スケバン刑事』(DVD)(【参照】)(【参照】)(【参照】)
『はいからさんが通る』!
『はいからさんが通る』(DVD)
それで、なんでその次が『菩提樹』なんだよ。
『菩提樹 リンデンバウム』(VHS)
失敗しすぎて、DVDにもなってないよ!
だから、『はいからさん』が当たったから、
次も大和和紀センセイの原作で『菩提樹』を…なんて
義理・コネ・現物切り優先の消極的な発想だからいけなかったんだよ。
大和和紀:著『はいからさんが通る(1)』講談社:フレンドKC
大和和紀:著『菩提樹(1)』講談社:フレンドKC
ナンノ本人の希望通りに、
そこは3作目にこそ『魔法使いサリー』実写版をやっておくべきだったんだ!
横山光輝:著『魔法使いサリー/原作完全版』講談社
# 横山光輝:著『魔法使いサリー/原作完全版』講談社漫画文庫
そして、トップアイドルが『魔法使いサリー』実写版を映画化、なんて企画は
今だったら十分に実現可能ですよね。
というか、そんな企画しか実際はありませんよね。
21世紀を先取りしすぎていたナンノの発想。
こんな時代になって、
さぞかし南野陽子さんは口惜しがっているのではないか。
(オレは、その3作目にこそ『ガラスの仮面』をやればいいと思っていた!)