薔薇とヨーヨーの日々

11月3日の【文学フリマ】
世田谷ボロ市」(エ-55)として出品する
和田慎二先生追悼本『スケバン刑事噂八百(仮題)』の解説原稿を書きましたよー。


『人間噂八百』の『スケバン刑事』関係者の回だけを再録した、
まあコンビニ漫画本みたいなものですが、
単行本収録の人物解説に加筆して、『スケバン刑事』研究読本の要素を増やしてみました。


斉藤由貴伊武雅刀萩原流行南野陽子


(現在もっともホットな最新情報『ぱちんこスケバン刑事』の件は別立てコラムにして今から書く)


その原稿でも、いちばん熱くなって書いてしまったけれど、
南野陽子がアイドルとしてダメになっていったのは、
主演映画第3作の失敗が原因じゃないですか。


スケバン刑事』!


 『スケバン刑事』(DVD)(【参照】)(【参照】)(【参照】


はいからさんが通る』!


 『はいからさんが通る』(DVD)


それで、なんでその次が『菩提樹』なんだよ。


20111014002537 『菩提樹 リンデンバウム』(VHS)


失敗しすぎて、DVDにもなってないよ!


だから、『はいからさん』が当たったから、
次も大和和紀センセイの原作で『菩提樹』を…なんて
義理・コネ・現物切り優先の消極的な発想だからいけなかったんだよ。


 大和和紀:著『はいからさんが通る(1)』講談社:フレンドKC


20111014002541 大和和紀:著『菩提樹(1)』講談社:フレンドKC


ナンノ本人の希望通りに、
そこは3作目にこそ『魔法使いサリー』実写版をやっておくべきだったんだ!


 横山光輝:著『魔法使いサリー/原作完全版』講談社
 # 横山光輝:著『魔法使いサリー/原作完全版』講談社漫画文庫


そして、トップアイドルが『魔法使いサリー』実写版を映画化、なんて企画は
今だったら十分に実現可能ですよね。
というか、そんな企画しか実際はありませんよね。
21世紀を先取りしすぎていたナンノの発想。


こんな時代になって、
さぞかし南野陽子さんは口惜しがっているのではないか。


(オレは、その3作目にこそ『ガラスの仮面』をやればいいと思っていた!)