樽樽

そういえば『ブラックジャック』の第1巻に入ってる、
「海賊の腕」になっちゃったモテモテ番長を陰から支える女の子って、
実に現代的な、萌える「ポッチャリさん」ですね!


1974年の当時であれば、この「ポッチャリ」表現は
「まったく冴えない、誰にも相手にされない、地味でブスなデブ女」
…ということでしかなかったんだろうけれど、
この絵を今になって見れば、やたらと可愛いんですよ!
魅力満点の「樽ドル」ですよ!


やっぱり、すべての「萌え」絵の原点は、手塚先生にあるのか!?


20110619015821 手塚治虫:著『恐怖コミックス ブラック・ジャック(1)』秋田書店:少年チャンピオンコミックス
「医者はどこだ」
「海のストレンジャー
「ミユキとベン」
アナフィラキシー
「人間鳥」
「海賊の腕」(「週刊少年チャンピオン」1974.01.01)
「ふたりの修二」
鬼子母神の息子」


 手塚治虫:著『手塚治虫漫画全集(159) ブラック・ジャック(9)』講談社
「ナダレ」
「海賊の腕」
「獅子面病」
「誘拐」
「本間血腫」
「通り魔」
「雪の夜ばなし」
「銃創」
「二人三脚」
「助け合い」


 手塚治虫:著『ブラック・ジャック(13)』秋田文庫
「水とあくたれ」
「海賊の腕」
「あるスターの死」
「畸形嚢腫パート2」
「のろわれた手術」
「小うるさい自殺者」
「後遺症」
「山小屋の一夜」
「本間血腫」
「未知への挑戦」
「気が弱いシラノ」
「動けソロモン」
「家出を拾った日」
「幸運な男」


(この当時に、母性の方向で「ポッチャリさん」美女を肯定的に描いていたというのは、
 もしかしたら京塚昌子インスパイアか?)