1981年のウエストボール
島本和彦:著『アオイホノオ(5)』小学館:少年サンデーコミックススペシャル
ガイナックス前史!
ゼネプロ創世記!
『DAICON III』オープニングアニメ!
関西芸人!
快傑のーてんき!
アニメ・特撮をSFと認めない「OB連の一部」!
もっと知りたい、もっと読みたい
興味津々な80年代の一大プロジェクト話が進行している最中、
肝心の主人公は自動車教習所の試験に何度も落ちては、
サンデーとジャンプを読んで、テレビの『ドラえもん』を観て
「おお、これは!」とか言ってるだけ。
(言うわけでもない。心で思うだけ。言う相手がいない。)
そっちの、孤独なキミの話なんか、いらないよ!
まるでソレは、東京ロッカーズとも
ナゴムとも
タモリライフ研究会とも
たけし軍団とも
関学連とも
第三舞台とも
ビックリハウスとも
ぴあフィルムフェスティバルとも
よい子の歌謡曲とも関係がなく、
『笑ってる場合ですよ!』木曜日・のど自慢コーナーのオーディションに落ちては、
プレコミとバラエティとジャンプを読んで、テレビの『おはようスパンク』を観て
心で「おお、これは!」と思っていただけの、
オレの話に需要がないのと一緒です!
『お笑い君こそスターだ!』のオーディションに落ちていたのなら、まだしも。
杉作J太郎:著『男の花道』ちくま文庫
*
「SF」の説明が藤子と石森だけ。
「SF大会」の説明が
筒井康隆でも吾妻ひでおでもいしかわじゅんでもヨコジュンでもなく
『サンダーマスク』だけ、というのは逆に斬新に感じた。
逆にね。逆の逆にね。
手塚治虫:著『SFコミックス サンダーマスク』秋田書店:サンデーコミックス
# 手塚治虫:著『手塚治虫漫画全集(270) サンダーマスク』講談社
# 手塚治虫:著『サンダーマスク』秋田文庫
じゃあオレの、いい気になって語っている「昭和芸能史」も
逆の逆の逆を打たなきゃ話にならないのか!